HEALTHY ORAL PROJECT

HOPのとりくみ

未来の子供たちに笑顔を!

一般社団法人 HEALTHY ORAL PROJECT(ヘルシー オーラル プロジェクト)は、二人の歯科医が、子供たちが辛い虫歯の治療をしなくてもいい環境を目指し、貧困が理由で歯科治療を受けられない子供たちにも、虫歯予防で健康な身体づくりが出来るよう、活動してまいります。

尾形 愛 活動のきっかけ

歯科大学を卒業後、約10年間の勤務医を経て、2007年に大阪市内で開業と同時に、小児・矯正歯科担当医として毎日子供達の治療に従事していました。

「定期健診で虫歯がないのを確認してフッ素塗布。」が理想なのに、現実は、毎日虫歯の治療、治療、治療・・・。
頑張って大きく口を開けてくれる子供もたくさんいますが、中には泣いて暴れる子供もいます。その暴れる子供たちを、スタッフと動かないように抑えながら治療をする時のなんともいえない心苦しさ…。
これでいいのか、自分のやっていることは本当に正しいのか、疑問を持つようになっていました。

「子供たちの笑顔を見るための仕事がしたい」「笑顔を守るために、治療ではなく予防に力を入れたい」と思いながら、日々の治療に追われてなかなか行動におこせませんでした。

そんな時、旅行先のバリ島で地元の女性の方とお話をした際に、こう言われました。
「日本人はいいよね、歯医者に行けるから。私たちはお金がないから行きたくても行けないの。だから治療も出来なくて抜くだけ。」年上とは言え、4歳しか違わない彼女の奥歯は、実際ほとんどありませんでした。
それは私にとって、とても衝撃的な出来事でした。

その時、日本では歯医者がたくさんいて、情報も溢れているのに、なぜ同じように虫歯で苦しむのだろうか、歯科医として何かしなくてはいけない、と言う気持ちと同時に、このような貧困が理由で治療が出来ないアジアの国の人々のためにも何かしたい、という2つの気持ちが湧き上がったのです。
それから多くの人との出会いがあり、共通の知人を持つ、平山先生との出会いが私の人生を変えました。平山先生は、私と同じことを既に思っていて、活動されていたのです。

平山先生に同行して、カンボジアへ歯磨き指導に行きました。
配った歯ブラシで一緒に歯磨きをした時の、子供達の笑顔の素晴らしさ。
本当にやりたいことはこれだった、と再確認することができました。

もちろん、自分の拠点である日本でも同じように、子供たちのためにもっと予防を広めていきたい。その思いから平山先生と共に、一般社団法人HEALTHY ORAL PROJECT を立ち上げるに至ったのです。

平山 恵理子 活動のきっかけ

活動のきっかけは、福岡で開催された「アジア太平洋こども博」です。
その時、一人のカンボジア人の少女が、私の長男の小学校に来ました。少女は、カンボジアの地雷被害を話してくれて、私と長男は、ショックと同時に、カンボジアに深い関心を持つようになりました。
いつしか私は、カンボジアに行ってみたいと思うようになりました。その思いが現実になり、実際にカンボジアの地を踏んだのは、それから6年後の2008年のことでした。

アジアの子供たちの歯の現状や暮らしを知りたくて、当時、カンボジアで歯磨き指導をしていたグループに同行しました。子供たちの虫歯の多さと、病院に行けない厳しい現実がありました。病院が無い、あったとしても治療費が高くて受診できない。病気や怪我、虫歯の痛みにただ耐えるだけの人々や子供たち。

この現状を変えなければいけない。変えるには病気の予防、虫歯の予防方法を教えていくしかない。衛生的な暮らしの教育が足りないと感じました。
豊かな日本でよい環境で学び、健康に暮らし、歯科医になれた私。その歯科医の仕事で貢献できるなら、それが最高の恩返しです。

貧困から抜け出すには、きちんと学び、職に就くことが必要です。
しかし、きちんと学び、職に就くには、何よりもまず、健康な体が必要なのです。
その健康な体作りの方法を伝えたい、広めたい。その思いで歯磨き指導を続けています。

すべては未来の子供たちの笑顔のために!